2019年12月27日金曜日

修了考査-Ⅱ(設計製図)選択問題

ここから選択問題 ~給排水衛生設備~

問題は3問
問1 系統図を作成せよ
「垂直ゾーニング」という指定があって、作図する解答欄に方眼と同じ色で断面が印刷されて・・・たかな?どうだったっけ・・・(汗)でも方眼があったので、書きやすかったのは覚えています。
テキストの断面系統図に付箋をつけておいて、それを見ながら書きました。
この時、問題と凡例以外に、一番最初にある「計画条件」に、機械室や受水槽のレベル、雨水利用に屋上のどこを利用するのか等、結構大事なことが書かれているので、見逃せません。

私の場合、練習でもいつも同じ状況になっていたことが一つあって、左端の引き込みから順に 上水受水槽がきて、それから雑用水がきて、でも雨水も使わなきゃいけなくて、上水の方はポンプ関係が全部1階衛生機械室にあるのに対して、雨水処理装置は雨水ろ過機室というのに入れることになっています。
もちろん1階にもトイレやなんかがあるので、系統図を書いていくと、トイレを挟んで両側に衛生機械室になってしまいます。なので部屋名を両方に書くか、片方だけにしておくかちょっと迷いました。

問2 機器表を作成せよ
これは鬼問題です。
上水と雑用水の容量を算定して、それをもとにポンプの揚水量、全揚程、電動機出力をだしていくので、最初に間違うと後全部間違えるという、おそろしい状況になります。
なので、最初の容量をとても慎重に出します。
ここにも設計条件が1)~7)までしっかりと書かれているのですが、冒頭の「計画条件」に書かれていることと合わせてみていかないと、テキストばっかり見ているとついうっかりしてしまうことが多々ありますので、要注意です。

問3 平面図を作成せよ
これは過去問でもほとんどがトイレでした。WEB検索した結果も10:1でトイレ、1は厨房です。雨水がある場合は100%トイレだと確信していたので、厨房は練習しませんでした。
今回は、PSが2か所あって、その1つが多目的トイレに近いところにあったので、とりあえず多目的トイレ分はそちらから引くことにして、あとは真ん中にメイン配管をもっていくやり方でした。
これはひたすら書くだけ。
電気温水器の給水管と給湯管がごちゃごちゃになるので、2種類くらいのシャーペンで書くべきなんでしょうけど、勢いで同じ太さで書いちゃっていたので、だんだん黒っぽくなっていきました。
まぁ、それでも書ききったので、多少の減点はあっても大丈夫だったんじゃないかと・・・

時間的には最後に5~10分くらい残って、見直しをして、何かひとつ修正してギリギリ、という感じで終わりました。


 全体として、普段やってないことなので、基本的に難しいけど、申し込みをしてから約半年間、1時間/1日くらいの勉強時間で主に調べ学習、3日間の講習後はテキスト主体でもう少し長めに3時間くらい、で、そこそこ大丈夫でした。
これから目指す人、一級建築士をとって、他にもっと何かできないかと思っている人には、合格できなくても、勉強するだけでもとてもためになるので、時間がとれる方はぜひ講習を受けてみてください。


2019年12月26日木曜日

修了考査-Ⅱ(設計製図) 必須問題

午後の部 4時間です。

まずは必須問題[設備計画] ちょうど1時間でした。

「建築的手法による環境負荷低減に配慮した要点」
「設備的手法による環境負荷低減に配慮した要点」
これについては、過去問でも必ず問われていたので、あらかじめ空調・換気・照明・給排水について、自分で考えられること(プロポーザルとかでよく使う表現等)、WEBで「オフィスビルの省エネ手法」で検索して使えそうなコメントを、テキストの裏表紙裏の白いところに箇条書きで書きなぐっておきました。
今回は空調と照明についてだったので、その中で使えそうなやつをそのまま書きうつしました。超時短技です。
発電機については予想していなかったので、テキスト中から探して抜粋しました。


熱源設備容量については、テキストに「熱負荷事例(最大熱負荷)」の表が載っているので、そのあたりにあらかじめ

容量 = 負荷(w/㎡)× 面積(㎡)×1.05×1.05×1.05
           冷105 暖60

と書いておいて、その式を使って計画条件から面積を入れて算出しました。
この式は・・・総合資格の無料配布問題の解答からだったかな・・・?
たしか1.05は5%程度の余裕率 だったと思います。
毎年事務所ビルなので、使う数値は同じですから、練習通りやれば怖くない!
ちなみにテキストの表では業務施設の暖房負荷は58になっていました。

システム構成と維持管理の要点はテキストの設計事例と、事故事例等から抜粋しました。

雨水集水の計算は結構悩んで、降雨強度はテキストの設計事例に東京の年間降水量が載っていたので、それを使っていろいろ計算していたのですが・・・
あちこちに計算式を書いていて、結局どうなったのかよくわかりません(汗)

受変電設備の容量と契約電力についても過去問で何度も練習したので、そう困らずに解けましたが、値(範囲による解答は不可)について、設計者として想定する値を「断定」しなければならないため、思い切りが必要でした。
私は練習で使っていた需要率の最大値を使って解きました。

電灯負荷 = 70(w/㎡)× 面積(㎡)
動力負荷 = 60(w/㎡)× 面積(㎡)

テキストの建物用途ごとの負荷密度表では、電灯・コンセントが平均値(74.6)中央値(69.0)、動力が平均値(104.9)中央値(61.6)となっていて、算定例では中央値を使っていましたので、中央値を四捨五入した感じです。 概算なのでざっくりした数値でOKと考えました。
また、テキストの需要率の概数表では、事務所は40~60%となっているため、需要率は最大値の60%を採用、その他力率0.8、総合効率0.9、余裕率1.3の数値をちょっと迷いながらもそのまま公式に代入して算定。

契約電力は受変電設備容量(非常・保安用を除く)の40~60%

とメモしてあったので、これもそのまま計算したはず。

解答用紙は右のようなレイアウトで、左側の要点を書く欄は大きめで、それぞれ3行くらい?あったと思います。
右側の数値の方は答えを書く欄があって、確か計算式も書くようになっていたような気がしますが・・・
必須問題は数にして10問しかありませんが、1問につき解答を2~3個もとめられているので、結構大変です。

文章を書かなければならない「要点」に時間をかけていると、計算が焦ってわけわからなくなっていたと思うので、時短作戦はその意味でも効果絶大でした。

選択問題へつづきます・・・


2019年12月24日火曜日

設備設計一級建築士 修了考査-Ⅰ(法適合確認)

本日提出の仕事が終わったので、ちょっと息抜き・・・

試験問題を読み込んでみました。
センターで配布されるので、ことしの問題は入手できますが、2年後以降は手に入らなくなるので、検索サイトで一生懸命探してる人のために、残しておきますね。
個人情報は消しておきました。

☆令和元年_設備一級建築士講習_修了考査‐Ⅰ(法適合確認)
☆令和元年_設備一級建築士講習_修了考査-Ⅱ(設計製図)

「試験」ではなく「修了考査」なので、テキスト持ち込み可となっております。
とはいえ、本年度のテキストは厚みが37mmあります。
講習の1日目に配られて、3日間この重いテキストを持ち歩かなければならないので、講習の時はそれなりの覚悟が必要です。


修了考査-Ⅰ(法適合確認) 午前中2時間です。

解答用紙は右のようなレイアウトのA3版縦使いです。
法適合確認は全て必須問題で、空調・換気設備給排水衛生設備電気設備輸送設備の4科目に各5問です。
それぞれ左側に解答欄(4~5択)と右に3行分の理由を書く欄があって、一番下に点数を記載する欄があるのですが、各問題に2マスずつあるので、おそらく回答と理由それぞれに点数もしくは〇✖がつくのだと予想されます。

うっかり忘れそうになるけど「輸送設備」
エレベーターとかエスカレーターとかも設備なんですよね。
民間だと建築工事に入れてて、しかもメーカーが確認申請出してくれるのでなかなか詳しく勉強する機会もありませんが、テキストを見ると結構難しいことがたくさん書いてあります。

どの科目も問題は図を見て間違いを指摘する感じが多いです。
私は意匠屋ですが、実施設計UPの時には設備図も確認するので、その時の作業だと思えばいいわけですね。
たまに一級の試験のように5択すべて文章の場合もありますが、そこは一級の勉強の名残でなんとか・・・
 一級の法規と一緒で、全部を調べていると時間が足りなくなるので、私はテキストに付箋をつけて、それぞれの科目が直感的に目につくような色分けと、主な項目がわかるような一言を書いています。(青:給排水、黄:電気など)また、上の方は法適合、下の方は製図という感じで、付箋の位置でも判断できるようにしました。
あとは目次を多用する感じで時短を図るとか。
素早く目的のページを開くのは必須スキルです。

基本的に過去問題と同じような問題なので、あらかじめテキストで調べ学習をしておけば、ちゃんと回答できる内容だと思います。ただ、一つの図について確認する項目がいくつもあるので、ぱっと見でダメそうなやつから確認していく必要があります。
つまり、ダメそうなやつを直感で判断できるくらい過去問で勉強しておくべきということなのです。ホントに一級建築士の法規と同じ感じですね・・・。
また、中には図だけではわからない問題もあって、テキストの該当する表を参照するとか、テキストに載っている公式で計算するというものもあるので注意が必要です。


そして、解答はありません。
合格発表でもHPで公開される資料でも解答や点数は出ませんし、自分の正答率がどのくらいだったのかもわからないので、とにかく過去問を自習するしかありません。

ちなみに、上記リンクの問題に手書きで書いてある計算ですが、中には何度か計算しなおしたものもあって、前の計算を消していない場合もありますので、参考にされる場合はそのあたりお含みおきください。

次回へつづく・・・



2019年12月22日日曜日

祝!

設備設計一級建築士 終了考査 合格しました!

発表の日、9時半ころにHPで確認しました。

これがまず、「資格・試験」の方ではなくて「建築士の講習」の方に分類されているので設備士とか定期講習とまざって微妙にみつけにくい。
ようやく見つけたらこんどは一番上に「修了者の受講番号」というのがあって、番号があったのでわーいと喜んだんですが、よく読むと「判定の結果は、合格・不合格にかかわらず、通知します」と書かれています。

?え?どういうこと?

で、もどってみたら、その下に「法適合確認合格者」と「設計製図合格者」というのがあって、それぞれに番号があるのを確認して、ようやく、

合格だった・・・(一。一;)あせった

なんか、社内で合格したって公表するまで何回か確認しちゃいました。

翌日「修了証」が家に届いて、まぁ、これから一級の建築士のときと同様に、お金払って、申請して・・・
年明けには設備一級建築士になっていることでしょう。

やった。給料あがる・・・はず

ほんと、もう少し仕事が落ち着いたら問題等々考察いたします。
回答もないし、点数もわからないので私の回答だけですが・・・
それでも、来年以降の受験者のために、情報提供しますので、もう少々お待ちください。